自家発電設備(非常用電源)って本当に必要なの? その1

非常用電源は、必要か?と聞かれて、絶対に要らないと言い切れる人は少ない

私が管理業を始めた当初、「非常用電源って、災害時の消火のための電源でしょ。」
くらいの認識でした。
まだ、前管理会社のサブリースが終了していなかった頃、非常用電源のバッテリー交換の必要があるという連絡で、初めて非常用電源の存在を意識しました。
取りあえず、必要な交換ならと言うことで、見積りを見たんですが、結構な値段ですね。というのが最初の印象。

「非常用電源って、何が作動するんですか?」と訪ねても、オーナーとその家族は答えられない。

こういう風に書くと、決まってそんなはずはない、ちゃんと説明されて知っているはずだと言うんですが、そういう専門家かぶれは無視して、設計士に聞くことにしました。
その回答がこちら。

有事の際、屋内消火栓ポンプに電気を送るための発電機です。
運転開始から約3時間で燃料がなくなり自動的に停止するはずです。
途中で停止するには非常停止ボタンがあります。
停止はオーナー様もしくは管理会社での対応が必要です。
詳細は社長の書庫内に取説があると思いますので
参照頂けますと幸いです。

そもそも非常用電源がどう機能するか知っている方や、この文章からピン!と来る方は、日頃から勉強やご苦労をされている方だと思います。
当時の私は?といいますと、消火栓ポンプを消火ポンプと勘違いして、スプリンクラーとか回るのかと勝手に思ってました。
つまり、映画で観る火災が起きると、シャーって自動で出るヤツ。
ところが、どうやらそうではないことが、時間を掛けて徐々に分かってきます。
非常用電源って、本当に必要なのか? そう首を傾げたくなることが、少しずつ分かってくるのです。

自家発電設備(非常用電源)って本当に必要なの? その2

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